産地ならではの味わいを食べ比べで!「さくらんぼ」
今年もまた、さくらんぼの季節がやってきました。
例年、梅雨の時季に完熟するさくらんぼは
雨にあたると身が割れてしまうデリケートな果物。
そのため、さくらんぼ農家は収穫時期が近づくと
“雨除けハウス”とよばれるビニールの屋根をかけて
さくらんぼを大切に守ります。
「果物の宝石」とも呼ばれる、
つやつやとした鮮やかなルビー色が
たわわに実る様子は山形に初夏を告げる風物詩。
とはいえ、その管理は大変で
一本の樹に多くなり過ぎるのは、
実が小さくなり、味も落としてしまうのだとか。
さくらんぼ農家では樹それぞれの個体差や
その年の気候によっても異なる花芽を見て、
どれくらい実るかを経験値で判断し、
花芽の数を慎重に調整していくのだそうです。
栽培から収穫まで、手間のかかる作業は
まさに子育てそのもの。
さくらんぼの語源のひとつが
桜の子供を意味する“桜の坊”からきているのも
うなずける気がします。
さくらんぼの花言葉は「小さな恋人」、
「あなたに真実の真心を捧げる」。
文字通り、食べてくれる人の笑顔を想い
真心を捧げて育てられるさくらんぼ。
さくらんぼの一大生産地である東根は
当館から車で約1時間です。
今年も愛情いっぱいに育てられた
山形のさくらんぼをぜひ、お楽しみください。